アプローチ習得が上達の早道。その14―ボディスイングのピッチショット

 
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チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、
からだを動かさないで、腕を使って寄せるアームスイングである。
 
両打法の特徴を知ってもらったので、
まずボディスイングのチップを習得したい。
 

ここでいうチップとは広義で、
低く出して転がすチップショットと、
高く上げて転がりを少なくするピッチショットを意味する。
前回からは、ピッチショットを採り上げている。

 

基本的に、転がりを少なくするショットなので、
ボールを柔らかく上げる必要がある。
バンカー越え、池越えなど転がして寄せるのが
不可能なケースから、多少転がりを入れてもよいケースなど、
ほぼどんな状況からでも寄せることができるよう、
覚えなくてはならないショットである。

 
ピッチショットでは、チップショットと比べて、
 インパクトゾーンでバンスを使い、ヘッドを滑らせて、
 柔らかく上げて、転がりを調節したいので、
 高低を打ち分けるコツも覚えよう。

 
(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 


E-3:高い球のピッチショットでは、
   コックを大いに使って、早めに解く

 

一般のショットでも、同じ理屈が通用するので、
ピッチでそのコツを習得して、ショットに活用しよう!


高く上げて、あまり転がらない球筋が必要で、
そのためインパクトで、シャフトがほぼ垂直になるように、
コックを早めに解くことを見てみよう。

 

チップショットと同じく、30mぐらいの、
大変強いアゲンスト下のピッチショット

 

E-3-1

E-3-1

オープンスタンスのアドレス。
ボールは両足の真ん中やや左。
より左に置けば、より高い球筋に。

 

E-3-2

E-3-2

ここまでは、肩や腰を動かさないで、
 手と腕で右腿の前に持ってくる。


TLと平行に直線的に、コックを使い、
左肩からヘッドまで一直線になるように。
ここまでは、チップショットと同じ動き。

 

E-3-3

E-3-3

更にコックを強め、シャフトが地面と平行を超えたところ。
チップ以上によりコックを強め、右肘を畳む動きを入れつつある。
グリップはチップよりからだから離れる。
左手の甲と右手の平は主面を指すのはチップと同じ。
左肩が下がり始める。

 

E-3-4

右手のV字が真上を指すように、
 左手の親指を一段と立てるようにコックを強め、トップへ。

動かさないようにしていた下半身は上体の動きによって、
わずかに左膝が前に出る。
クラブが立つような、縦に近い軌道。
グリップはチップと比べてからだから離れている。

 

D-2-6

D-2-6(その8参照)
チップショットのトップ。
グリップの位置がからだに近い。
 コックが少ない。

 

E-3-5

僅かに前に出た左膝を戻しながら、左尻を引き始める。
 右肘を右横に伸ばし始める。

右手のV字が上を向くように。
高い球なので、早めにコックを解き始める。

 

E-3-6

グリップが右腿の前に来たところ。
コックがかなり解かれている。
ヘッドが地面に対して60度らいに下りている。

 

D-3-3

D-3-3(その9参照)
チップショットで、グリップが右腿の前に来たところ。
ここでもコックを維持している。
ヘッドが地面に対して75度くらいにある。


==============================================
 

ピッチショットはチップショットと比べて、コックを大きく使う。
ピッチショットはバンスを使って、
 地面を掃くようにヘッドを走らせ、柔らかい球筋が要求される。
 ヘッドの軌道はV字ではなく、底の長いU字形
を描きたい。
そのため、コックと右肘の使い方が重要になる。

 

ここでは高い球筋のピッチショットなので、よりコックを使い、
より早くコックを解いて、シャフトが
地面と垂直に近いインパクトを迎えたい。

 

低い球筋で転がすチップショットのトップでは、
コックが少なく、ヘッドは地面と平行を少し超えたぐらい。
ピッチショットでは、グリップが右腿前まではチップと同じだが、
 そこから右手は甲側へ、左手は親指側にコックを強めて
 トップに入っていく。

そのため、グリップはチップと比べて
からだから少し離れることになる。

 

この高い球のピッチショットでは、
 わずかに前に出た左膝を戻す動きと右肘を右横に下ろす動きから
 ダウンが始まるが、ダウンの早い段階で
 コックを解き始める必要がある。

 

その比較だが、
右腿の前にグリップが来る時点では、チップショットと比べて、
 ヘッドが早く下りているのが分かるであろう。

(E-3-6 D-3-3)

 

この先は次回。

 

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プロフィール

小池 幸二 & オジー・モア

小池 幸二 & オジー・モア

オージー・ゴルフ・ジャパンLLP代表。
ジャック・ニクラス、ボブ・トスキ、ジム・フリック等のレッスンTV番組をプロデュース。 またマスターズに4回立会い、最終日の翌日いずれもプレーの栄に浴す。
クラブ競技では、クラブチャンピオンを草津カントリークラブ4回、東京湾スプリングス1回。 シニアチャンピオンを草津カントリー1回、袖ヶ浦カンツリークラブ2回獲得。 2001年ゴルフ留学してオジー・モアに師事。 指導許可を受け、ゴルフスイングデザイナーとして数々のゴルファーに左一軸打法を指導、 大きな成果を出している。

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