アプローチ習得が上達の早道。その16―ボディスイングのピッチショット
- 2017.04.09 Sunday
- 17:15
人気blogランキング ← 応援してくださる方、クリックをお願いします。
チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、
からだを動かさないで、腕を使って寄せるアームスイングである。
両打法の特徴を知ってもらったので、
まずボディスイングのチップを習得したい。
ここでいうチップとは広義で、
低く出して転がすチップショットと、
高く上げて転がりを少なくするピッチショットを意味する。
ピッチショットを採り上げている。
基本的に、転がりを少なくするショットなので、
ボールを柔らかく上げる必要がある。
バンカー越え、池越えなど転がして寄せるのが
不可能なケースから、多少転がりを入れてもよいケースなど、
ほぼどんな状況からでも寄せることができるよう、
覚えなくてはならないショットである。
ピッチショットでは、チップショットと比べて、
インパクトゾーンでバンスを使い、ヘッドを滑らせて、
柔らかく上げて、転がりを調節したいので、
高低を打ち分けるコツも覚えよう。
(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)
E-5:ノーマルな高さでは、右手首5度で、
ややハンドファーストなインパクト
一般のショットでも、同じ理屈が通用するので、
ピッチでそのコツを習得して、ショットに活用しよう!
高い球のピッチショットでは、落ちてからあまり転がらない。
ノーマルな高さのピッチショットでは、落ちてから少し転がる。
ピンとグリーンエッジとの間の距離が、
多少余裕があるケースなど、使用するケースは多い。
右肘の伸ばしと、右手首の解き方、
シャフトの斜め度をドリルで見る。
E-5-1
右手首のコックを解いていない。
E-5-2
コックを解き始めるところ。
D-5-3
コックを解いて、右手首の角度が5度くらいになる。
手がヘッドより先になる(ハンドファーストな)インパクトへ。
シャフトの左斜め度は5度くらい。
では、実際にノーマルな高さのピッチショットを見てみよう。
テークバックは高い球のピッチショットと同じ動きなので、
割愛する。
E-5-4
コックが十分とれたトップ。
E-5-5
シャフトが地面と平行になるあたりで、コックをまだ解かない。
(高い球では、解き始めるが)
E-5-6
右手首のコックを解き始めている。
E-5-7
トップから、左尻を少し引くようにして、
右腕を伸ばしつつあるので、
グリップは左腿の内側に下りてきている。
ややハンドファーストなインパクトを迎える体勢にある。
E-5-8
インパクト直後
右手首の角度は5度くらい。
バンスを滑らせて打ち抜いている。
ボールはやや高く上がり出している。
(高い球では、もっと上に上がり出しているが)
E-5-9
頭を上げながら、更に胸をターゲット方向へ。
E-5-10
両脇が締まったまま、フォローに入る。
(左脇を空ければ、より柔らかい球筋となるが)
E-5-11
からだを起こしながらフィニッシュへ。
==============================================
通常のピッチショットでは、
両脇を締め、下半身主導
(小さな動きだが、体幹を使う:軸回転)で、右腕をのばしながら、
途中からコックを解いてインパクトに向かう。
インパクトでは、シャフトが左斜め5度くらいになり、
ややロフトが殺されることになる。
その分、高さが減ずることになる。
シャフトが左斜め10度以上になると、
よりロフトが殺されるので、低い球のピッチショットとなる。
ここで見て頂いている、高い、ノーマルな高さの、
低い(次回)ピッチショットは、ボールの位置を同じにしている。
同じ位置で、高低を打ち分けるコツをまず覚えてほしい。
これを習得した上で、ボールをより左に置けば、より高い、
より右に置けばより低い球の、ピッチショットが
出来るようになる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
人気blogランキング ← 応援してくださる方、クリックをお願いします。
『左一軸』はオージー・ゴルフ・ジャパンLLPに帰属する登録商標です。
※ご注意 最近、『左一軸』や『小池幸二』を利用して、全く異なる広告や商品に誘導するサイトが増えていますので、ご注意ください。