アプローチ習得が上達の早道。その6―ボディスイングのチップ

 

アプローチ習得が上達の早道。その6―ボディスイングのチップ


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チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、
からだを動かさないで、腕を使って寄せるアームスイングである。


両打法を習得するためには、
それぞれの特徴を知ることが、上達の早道なので、
こんどは左サイドの動きを主に採り上げている。
ボディスイングのチップを大きくすれば、
軸回転のスイングとなる。
ただ、その特徴を生かすためにも、
アームスイングとの対比的な違いを理解する方が近道なので、
まず、アームスイングのチップを大雑把に見て頂いた。


前回からは、ボディスイングのチップの特徴を採り上げている。

 


C:ボディスイングの特徴は、左腰の引きによる左膝の伸ばしと、
 胸に付けた左腕の伸ばしにあり−2

(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 

トップから、左腕を伸ばしたまま、
左胸に付けた位置を変えないで、左腰を引いていく

 

C-2-1

C-2-1

チップショットのトップ。
腰と肩を動かさないようにして、右手の甲側にコックを強めて、
シャフトが地面とほぼ平行状態にある。

 

 

C-2-2

C-2-2

左尻を真後ろに引いて、ダウンを始めている。
まだ、左膝が伸び出してはいないが、右膝が見えてきている。
右肘が脇に付いている。
左肘から上(上腕)が胸に付き、伸ばしたまま。

 

 

C-2-3

C-2-3

更に左尻の引きによって、左膝が伸び出し始めている。
右膝がよく見えてきているが、
膝頭がターゲット方向に向き出している。

左上腕が胸に付き、伸ばしたままで、インパクトに向かうところ。
腰と肩の回転差に注目!
TLに対して、腰が40〜50度くらい開き、
肩は5度くらい開いている。

 

 

C-2-4

C-2-4

インパクト直後辺り。
ハンドファーストな体勢。
右肘が脇に付いたまま、伸びる寸前。
左腕は肘から上が胸に付き、伸びたまま。
TLに対して、腰が60度くらい開き、肩が15度くらい開いている。

 

 

C-2-5

C-2-5
右肘が伸びたところだが、肘から上がからだに付いている。
左腕も胸に付いて伸びたまま。
両腕は伸びているが、一切腕を振る動きはない。
右膝がよりターゲット方向を向きつつある。
左尻の引きが最大になり、膝がかなり伸びている。
(左脚が斜め一直線となっている)
下半身で打ち抜いているのだ!

 

 

C-2-6

C-2-6

C-2-5の状態から、真後ろに引いてきた左尻を、
右足方向に向きを変えていく。

同時に右腰と右膝がよりターゲット方向に動いていく。
両上腕はからだに付いた位置を変えないで、伸びたまま。
胸がよりターゲット方向に向きつつある。

 

C-2-7

C-2-7
オジー・モアが左上腕を右人指し指で指しているが、
肘から上を胸に付け、伸ばした状態を
ここまで維持することが大事だと言っている。

 

==============================================

 

トップの時点から、左腕は伸びた状態で胸に付けるのに対して、
右腕は段々と肘を伸ばしてインパクト後に伸ばす切ることを、
下半身主導で行っている。

もし、腕を振るような動きがあれば、
左腕がインパクト後には胸から離れてしまうだろう。
また、フェース面も返ってしまうことになる。

 

フェース面を見て頂きたい!
一切、フェース面が返ることなく、
インパクト後はその面が空を指すようになっている。

ボールをフェースの上に乗せて、運ぶ感じだ。

 

チップでは、ゆっくりとこれを行うことができるので、
これが軸回転のボディスイングの基本的な動きだと
認識していただきたい。

練習場で、ボールをフルショットで練習するよりも、
この7つの画像を参考に、
シャドウスイングを行うことで、体感を得てほしい。

 

左腕を伸ばして胸に付けることが如何に大事かは、
チップショットのコツを覚えてから、
ショットに入ると分かるであろう。

同じ動きなのに、からだの動きを速めれば、
インパクト後にヘッドが一段と加速し、
飛距離が出ることを!

 

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チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、
からだを動かさないで、腕を使って寄せるアームスイングである。


両打法を習得するためには、
それぞれの特徴を知ることが、上達の早道なので、
こんどは左サイドの動きを主に採り上げている。
ボディスイングのチップを大きくすれば、
軸回転のスイングとなる。
ただ、その特徴を生かすためにも、
アームスイングとの対比的な違いを理解する方が近道なので、
まず、アームスイングのチップを大雑把に見て頂いた。

今回からは、ボディスイングのチップの特徴を採り上げる。

 


C:ボディスイングの特徴は、左腰の引きによる左膝の伸ばしと、
 胸に付けた左腕の伸ばしにあり−1

(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 

ダウンで、左腰(尻)を引いて、右サイドの押し込みを受け止め、
左膝を伸ばしていく

 

C-1-1

C-1-1

オープンスタンスで、左右5分5分の加重のまま、トップへ。
左股関節を左人差し指で指している。

 

 

C-1-2

C-1-2

その左股関節を後ろに引くことで、ダウンを始める。
言い換えれば、左尻(腰)を真後ろに引くことで、
わずかに離れていた右肘が脇に付く。

左尻の引きによって、左膝が伸びつつあり、
また右腕も伸びつつある。


こんどは左尻の引きを別角度で見てみよう。

 

 

C-1-3

チップショットのトップ。右手首のコックを強め、
シャフトが地面とほぼ平行。
できるだけ、腰は勿論、肩も動かさないようにしている。

 

 

C-1-4

C-1-4

トップの状態のまま、右手をグリップから離し、
左股関節に付ける。
ここでは、右膝が見えない。

 

 

C-1-5

C-1-5
左股関節を右手で押すようにして、
左尻(腰)を真後ろに引いていく。

左足つま先を開いているので、その角度の分真後ろより、
右足側に左尻が引かれることになる。
左膝はまだ伸び出していないが、左尻の引きによって、
右膝が見えてきている。
右膝をキープする意識によって、右膝が前に出ないで、
ターゲット方向にこの後向いていく。

 

 

C-1-6

C-1-6
更に左尻の引きによって、左膝が伸び出している。
左腕を胸に付けたまま、左尻を引くことで、
ハンドファーストなインパクトに向かっている。
右膝がより大きく見え、ターゲット方向に向き出している。
腰はターゲットの左40〜50度くらい、
肩はTLに平行ぐらい。


肩と腰の回転差を生かしたダウンスイングで、
チップだけでなく、ショットでも同じ動き。

いわゆる、捻転(軸回転)の極意である。
腕を伸ばすが、振るような動きを一切入れないコツを次回で学び、
チップショットの基本を習得して頂きたい。

 

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チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、
からだを動かさないで、腕を使って寄せるアームスイングである。

両打法を習得するためには、
それぞれの特徴を知ることが、上達の早道なので、
今度は左サイドの動きを主にとり上げている。
ボディスイングのチップを大きくすれば、
軸回転のスイングとなるので、
このチップを先に勉強していきたい。
ただ、その特徴を生かすためにも、
アームスイングとの対比的な違いを理解する方が近道なので、
まず、アームスイングのチップを大雑把に見て頂き、
参考にしてもらっている。


B:アームスイングの特徴は、左膝(左腰)ステイと、左腕の曲げにあり。02

(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 

左膝を曲げ、スイング中向きと角度を変えないことが、
肩が開かないことを可能にする

 

B-2-1

B-2-1

左膝を深く曲げ、その位置と膝の頭が正面を向いたまま、
フォローまで動かさないことを、左手で強調している。
ここでの左腰、左股関節、左膝の状態を
スイング中に変えないように。

左足加重60%。

 

右膝も動かさないが、左膝をより強く意識することで、
上体即ち、左肩も動かさないように
チップすることができる。

左膝が少しでもインパクトゾーンで左方向に向きが変わると、
左肩も開き、からだの正面でボールを捉えることは不可能。

 

 

下半身固定と左肘の曲げ方で、
胸が開かない(肩が回転しない)ことを可能にする。

 

B-2-2

B-2-2

左膝を曲げて固定した、チップショットのドリルでのトップ。
両肩は回転していない。
見えないが、左肘の曲がり度は少ない。(伸びてはいない)

 

 

B-2-3

B-2-3

右腕を伸ばしながら、
シャフトが地面に対して45度くらいに下りてきたところ。
左膝の頭は動いていない。

 

 

B-2-4

B-2-4

右腕がもうすこし伸びて、インパクト辺りにきたところ。
左肘は曲がってインパクト。
左膝の頭は動いていない。

 

 

B-2-5

B-2-5
右腕は伸びるが、左肘はより曲がる。
右手は左手より下側にあるので、フェース面は返ることがない。

左肘の頭が背後を指している。
左膝の頭は動いていない。

 

 

B-2-6

B-2-6
両手が同じ高さなので、ここまでフェース面は返らない。
左肘をより曲げているが、
その頭の指している方向は背後で変わらない。

左膝の頭は動いていない。

 

 

B-2-7

B-2-7
より左肘を曲げてフィニッシュ。
左脇との空間をより開けて、
フェース面を返らないようにしている。

左肘の頭の指す方向は変わっていない。
左膝の頭は動いていない。

 

============================================

 

左肘の向きが背後を指すように肘を曲げていくことで、
からだの正面でボールを捉えることができる。

もちろん、左膝の固定によって、下半身だけでなく、
上体も動かさないことが前提だ。

 

静止画で見ると、肩が動いているように見えるが、
両腕を、肘を中心に使ってもその影響で、わずかに動く。
しかし、意識としては動かさないことが、アドレスの位置で、
言い換えればからだの正面でチップできるわけだ。

 

次回からは、ボディスイングのチップショットに入る。
左膝、左腰、左腕のあり様は、
正反対であることが分かって頂ければ、
アームスイングを大雑把に見た甲斐があると思う。
また、習得も速いであろう。

 

 

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アプローチ習得が上達の早道。その3―アームスイングのチップ

 

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チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、からだを動かさないで、
腕を使って寄せるアームスイングである。
今までは、右サイドの動きを、右腕一本ドリルで見てきた。
両打法を習得するためには、
それぞれの特徴を知ることが、上達の早道なので、
今度は左サイドの動きを主にとり上げる。
ボディスイングのチップを大きくすれば、
軸回転のスイングとなるので、
このチップを先に勉強していきたい。
ただ、その特徴を生かすためにも、
アームスイングとの対比的な違いを理解する方が近道なので、
まず、アームスイングのチップを大雑把に見て頂き、
参考にしてもらいたい。


B:アームスイングの特徴は、左膝(左腰)ステイと、左腕の曲げにあり。01

(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 

B-1-1

B-1-1

右膝を足の真上に来るようにして曲げる
右足全体で地面を押さえる

 

B-1-2

B-1-2
同じく、左膝を足の真上に来るように曲げ、
左足全体で地面を押さえる
肩、腰、膝、足全てTLと平行に構える

 

B-1-3

B-1-3
テークバックのトップ
両膝、両肩を動かさないで、
右肘を背中側に引くように曲げている
両膝、両肩を動かさない

 

 

B-1-4

B-1-4
曲げている右肘を伸ばしいき、
伸び気味だった左肘を曲げてインパクト
両膝、両肩を動かさない
アドレスと同じ位置でインパクト

 

B-1-5

B-1-5
右肘を伸ばしていくのに対して、
左肘を背中側に引くように曲げ、脇を大きく開けてフォローへ
両膝、両肩を動かさない

 

 

ご覧のように、
両膝を曲げて構え、両肩を動かさないようにして、両腕を使う。
そのためには、
両肘を背中側に引くように、左右対称に使う必要がある。

 

テークバックで右肘が地面を指すように曲げていくと、
肩が回りやすくなり、このようなテークバックは難しい。

 

ここで、おおざっぱに理解してほしいのが、
両膝、両肩を動かさないで、腕を使うこと。
これがアームスイングの特徴であり,特長でもある。
次回は、別角度で、左肘、左膝を見てもらう。

 

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アプローチ習得が上達の早道。その2―2つのチップ

 

アプローチ習得が上達の早道。その2―2つのチップ

 

チップの打ち方には、大きく分けて二つの打法がある。
からだを使って寄せるボディスイングと、からだを動かさないで、
腕を使って寄せるアームスイングである。
前稿は正面から見たが、今回はアドレスも含めて後方から見ると、
一段と両打法の違いと特徴がよく分かるであろう。
このドリルは左手を背中に置いているが、左手を右肘から上の上腕に置くと、
ヘッドの重さに負けないで、チップの習得がし易い。


A:ボディスイング、アームスイングの特徴を、チップで理解しよう。02

(使用クラブ、サンドウェッジ)(TLはターゲットラインの略)

 

A-4

■ボディスイング   ■アームスイング
A-4-1      A-4-2
(アドレス)     (アドレス)
スタンスはオープン  スタンスはスクェア
肩はTLと平行      肩はTLと平行
ボールは両足の真ん中 ボールは両足の真ん中

 

A-5

■ボディスイング    ■アームスイング
A-5-1      A-5-2
(トップ)       (トップ)
右手のコックが強い   右手のコックは普通
手の平が正面を指す   手の平は先方の地面指す
ヘッドはからだに近く  ヘッドはTLのやや内側に
からだはわずかに回転  からだは回転していない
(左尻が動いていない) (左尻が動いていない)

 

A-6

■ボディスイング          ■アームスイング
A-6-1          A-6-2
(インパクト直後)         (インパクト直後)
左尻が大きく引かれている  腰と肩が動いていない
(左尻が大きく見えている) (左尻は動いていない)

右肘が脇に付き伸びる        右肘が脇から腹へ
右腰と連動で押し込んでいる     右腕だけで、正面で捉えている
腰はTLのかなり左を指す   腰はTLと平行
肩はTLの少し左を指す    肩もTLと平行

 

 

A-7

■ボディスイング        ■アームスイング
A-7-1         A-7-2
(フォローに入る手前)    (フォローに入る手前)
更に左尻が引かれている     腰と肩が動いていない
左膝が伸びながらからだが回転  胸が正面を向いたまま、右腕を伸ばす
右肘の付いた位置を変えていない 右肘は胸を擦る
腰と肩がかなり左を向く 腰と肩はTLと平行
両肩のラインがかなり斜め    両肩は水平に近い

 

 

後方画像で見ると、アームスイングでは
腰と肩が回っていないことがよくわかる。
パッティングをチップ化しているので、ミスの度合いは格段に少ない。
からだが十分動かない人でも、身に付けるのはそう難しくない。
スコアアップに絶対必要な打法でお勧め。
ボディスイングのチップの後で、採り上げたい。


ボディスイングでは、短い距離のチップは、
できるだけ肩と腰を動かさないで、手をTLと平行に、
からだに近くを直線的に、コックを強めてテークバックをする。
ショットでの第一段階のテークバックに相当する。

 

これより長いチップでは、少し左肩を落とし、
右腰を引く動きを加えれば、捻転がより深まるので、
距離を出すことができる。

 

チップでは、アームスイングの方が方向性に優れているだけでなく、
距離の長短の誤差が少ないので、ピンそばの確率はボディスイングより、
論理的にもはるかに高い。

 

ボディスイングはからだを回転させていくので、
距離を出すのに優れるが、方向性はかなり劣る。
インパクトで、腰と肩の回転差がいつも同じにすることが難しいからで、
左右にボールが散りやすい。
また、からだを使うことで、距離がより出るため、
飛ばす必要がないアプローチでは、
距離の長短の幅がアームスイングと比べて大きい。
言い換えれば、テークバックの大きさが少し狂うと、
飛びすぎたりする恐れがあるわけだ。

 

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プロフィール

小池 幸二 & オジー・モア

小池 幸二 & オジー・モア

オージー・ゴルフ・ジャパンLLP代表。
ジャック・ニクラス、ボブ・トスキ、ジム・フリック等のレッスンTV番組をプロデュース。 またマスターズに4回立会い、最終日の翌日いずれもプレーの栄に浴す。
クラブ競技では、クラブチャンピオンを草津カントリークラブ4回、東京湾スプリングス1回。 シニアチャンピオンを草津カントリー1回、袖ヶ浦カンツリークラブ2回獲得。 2001年ゴルフ留学してオジー・モアに師事。 指導許可を受け、ゴルフスイングデザイナーとして数々のゴルファーに左一軸打法を指導、 大きな成果を出している。

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