正しいテークバックの取り方 ― 間違った常識

オジー・モアのトップ − アームスイング、ボディスイング
        オジー・モアのトップ − アームスイング、ボディスイング

宮里藍プロの帰国3連覇は残念ながら達成できませんでした。日本女子オープンゴルフ選手権という大舞台で、コースセッテングの難しさ、実力ある韓国選手の強さが目立ちました。
優勝者張晶プロとの違いをパッティングの差にあると父子とも語っていました。
私はプロの中で技術の差が一番あるのはパッティングだろうと思っています。
マスターズが行われたオーガスタナショナルのグリーンで見た、ベン・クレンショーのパッティングの上手さはこのメジャートーナメントに出られる世界の実力者と比べてもハンデで5くらいはあったように感じました。
張プロとパットの苦手なプロとのハンデはそれ以上あったでしょう。
ショットと同じく、パッティングでも再現性が求められます。言い換えれば、いつも真っ直ぐに転がせるかどうかです。真っ直ぐに転がすには理論の理解とその具現化されたパッティングのストローク技術がしっかりしていることが重要です。
パッテングの理想的な打ち方にもアームスイングとボディスイングがあるのです。
いずれ詳しく触れたいと思います。
ゴルフスイングで一番大切なものを私は再現性(反復性)であると述べてきました。
またミスショットの8割ぐらいがテークバックにその原因があると言われています。
皆さんの多くはテークバックで顎の下に肩を入れろ、ターゲットに背中を向けろと言われ、懸命にそれに取り組んで練習に励んでおられるが、時々右にプッシュ、左への引っ掛け、そこまで行かなくともフェアウエイを外すことが多いと思います。
私もオジー・モアに指導を受けるまでそうでした。
私は長年色々なスイング理論に取り組んできましたが、必ず自分で確かめて誰にも通用するかを取り入れる判断基準にしてきました。
納得せずに、40年近くになってやっと体系化された理論とレッスンメソッドにめぐり合えたのです。
トップではアームスイング、ボディスイングとも顎の下より、顎の横と前にあります。背中はターゲットを指すところまで回っていません。肩は前傾したボディアングルをキープして平行に回っているので、肩が下がっていません。顎の下に無理に肩を入れようとすれば、左肩が下がり過ぎて、ダウンではクラブヘッドが下がり過ぎてインパクトを迎え、ミスになる確率が高くなります。
フェースが開いて当たれば右にプッシュ気味、閉じて当たれば左への引っ掛け気味の球が出やすくなります。
トップで肩が下がり過ぎれば、腰のレベル回転、肩のレベル回転は難しく、再現性のあるスイングは期待できません。(詳しくはこちらをクリックしてご覧下さい。)

なるほど、と思われた方ランキングサイトをクリックしてみてください。


aussie-golf.org
aussie-golf-japan.org
tondemagaranai.com

トップでのクラブヘッドは斜め後を指すべき

オジー・モアのアームスイングのトップ、ボディスイングのトップとダウン
    オジー・モアのアームスイングのトップ、ボディスイングのトップとダウン

トップでのクラブヘッドはどこを指すのが良いのかを検討したい。
有名なデビット・レッドベター氏を始め、多くのゴルフコーチがクラブヘッドはターゲットを指すべきとかターゲットラインに平行なラインを指すべきだと言っていました。
本年のゴルフ雑誌新年号でレッドベター氏は飛ばすためにはコンパクトなトップにして、右肘右腰を連動させて打ち抜く、インパクトゾーンでは左膝を伸ばしてクラブを加速する打法を紹介していたと記憶しています。その打法ではトップでのクラブヘッドが斜め後を指すべきであると述べていました。
6年前にオジー・モアに師事した時から、彼は“トップでのクラブヘッドはターゲットより斜め後を指さなければならない”と強調していました。また膝はインパクトゾーンで伸ばしなさいと強く指導していました。
オジー・モアのボディスイングのヘッドが斜め後を指したトップをご覧下さい。(中画)
ボディスイングではこの位置から下にクラブを少し落とす(フォールダウン)とオンプレーンのライン(前稿の赤線)とクラブシャフトは平行になります。これによってオンプレーンに長く乗せることが可能になります。(右画参照)
多分トップでターゲットを指すようなトップでは肩が回りすぎか、左肩が落ちやすく、オンプレーンに乗っても長くは乗れないのではないかと思います。
オーストラリアのプロゴルファーで今年のアメリカレギュラーツアー出場資格者は25人にのぼりますが、私の知る限り皆コンパクトなトップです。またタイガー・ウッズを始め、多くのプレイヤーがコンパクトなトップに変えつつあるように見えます。
アームスイングは下半身を動かさない(トップに入る前に、左膝少し真ん前、右腰少し真後ろに引く)でトップに入るので、ボディスイングと比べてよりアップライトなトップになりますが、クラブヘッドは斜め後を指しています。(左画参照)
(詳しくはこちらをクリックしてご覧下さい。)

なるほど、と思われた方ランキングサイトをクリックしてみてください。


aussie-golf.org
aussie-golf-japan.org
tondemagaranai.com

オンプレーンとクラブヘッドの動き ― ボディスイング

ボディスイング−フォロースイング、フィニッシュ、ダウンスイング
 オジー・モアのボディスイング − フォロースイング、フィニッシュ、ダウンスイング

オジー・モアのオンプレーン打法ではインパクトゾーンでシャフトが赤線上を少しでも長く走ること、そのためにインパクトへ向けてどのようにクラブを入れてくるかを述べてきました。
ではフォローからフィニッシュはどうかを見てみましょう。
赤線上をインパクト後も長く走った後、シャフトは赤線の上側に抜けてゆきます。
左図では赤線とほぼ平行になっています。
ここまで腰を主体的に動かします。肩は腰の動きに引っ張られて、腰と肩の捻転差を段々縮めて、ここでゼロとなります。脇と胸に付けた両腕もその動きに従属的に引っ張られてきますが、ここから腕を振ってフィニッシュに向かいます。フィニッシュでは95%左足加重の技型になり、肩が腰を追い越しています。
インパクトゾーンで腕を振ると地面との距離の関係で詰まったり、頭が上に動いたりします。従ってボディアングルをキープ(維持)出来なくなって、真っ直ぐに飛ばせるオンプレーン打法は無理となります。
右図はフォールダウンからボールを打つ体勢に入ったところです。
クラブシャフトが赤線に平行になっています。
左図のクラブシャフトと赤線の関係と非常に似ています。
腰のレベル回転、ボディアングルが変わらないこと、腕や肩などの上体の動きが正しいことを意味しています。
クラブヘッドはインパクトからフォローにかけて赤線の上を走る以外は赤線の外(上)側にあります。
テークバックでも赤線の内側に引いてはいけません。
(詳しくはこちらをクリックしてご覧下さい。)

なるほど、と思われた方ランキングサイトをクリックしてみてください。


aussie-golf.org
aussie-golf-japan.org
tondemagaranai.com

オンプレーンを可能にするインパクトまでの動き ― ボディスイング

オジー・モアのボディスイング ― テークバック、ダウンスイング
     オジー・モアのボディスイング ― テークバック、ダウンスイング

インパクトゾーンでオンプレーンにクラブを乗せるためには腰のレベル回転が大変重要であると申し上げてきました。
では、それを実現するためには、インパクトまでのクラブの動き、即ちそれを生み出す上体と下半身の動きを見てみましょう。
左画はテークバックを始めたところです。(詳しくはこちらをクリック
アドレスから右肘を脇に付けたまま手首のコックから始動します。脇に付けた右肘を少し開き気味に折り始めた段階です。
クラブフェースはややオープンになっています。下半身、胸はまだ動かしません。これによってトップでの捻転差を生み出します。
ここでの右腕の肘から先が赤線に乗っていることを注目しておいて下さい。
中画はターゲットラインより少し斜め後を指したトップ(9月26日のブログを参照)から切り返しで右肘を落としたところです。同時に左腕は胸に強く押し付けます。この動きはフォールダウンとも呼ばれ、大変大切な動きです。タイガー・ウッズもTV中継の中でよくやる、ボディスイングには欠かせないものなのです。
ここでは赤線と平行にシャフトが降り始めています。
トップで離れていた右肘が脇に付く寸前、胸に押し付けた左腕の肘は下(左腰骨)を指しています。
右画はフォールダウンから右肘が脇につき、右腰が動き始めたところです。
この時でも左股関節をキープして、右からの動きを受け止めます。左腰を開いてはいけません。それではパワーも出ないし、ヘッドがインパクトで返りやすくなります。
左体重のアドレスで左股関節をキープしてテークバック、右に捩れた右腰が右肘と連動してダウンしてインパクトに向かうことが、再現性のある(いつも同じ動き)、パワーを最大限出せる動きなのです。
野球のピッチャーの投げ方によく似ています。左足や左腰を開くか、逃げては右腕を強く振れません。
それでは伸びのある、速いストライクは取れないでしょう。
ここではクラブヘッドは赤線の前でフェース面はボールを指しています。
右肘から先はほぼ赤線に乗っています。
インパクト寸前でオンプレーンに乗るためにはこの時点でのこの形が重要です。
これが出来れば右肘右腰連動でインパクトを迎え、オンプレーンに乗って、間違いなく飛んで曲がらない球を打てるでしょう。

なるほど、と思われた方ランキングサイトをクリックしてみてください。


aussie-golf.org
aussie-golf-japan.org
tondemagaranai.com

腰のレベル回転とオンプレーン ― ボディスイング

オジー・モアのボディスイング―インパクトとその後―オンプレーン
    オジー・モアのボディスイング ― インパクトとその後 ― オンプレーン

上体の動きを生かすも殺すもその土台である下半身の動きにあります。
ゴルフは上体と下半身(腰)の捻転差が大きければ大きいほど距離は出ます。
立派な家屋の建築にはしっかりした土台造りが必要なように。
腰のレベル回転と正しい上体の動きがマッチすれば、球は真っ直ぐに飛ぶ。
従って捻転差のあるトップを取り、レベル回転(腰と前傾した上体の)でスイングできれば、“飛んで曲がらない”球を打てるでしょう。
それをシャフトの動きで見てみましょう。
上画の赤線はインパクト時のシャフトとボールの関係を表しています。
この時点でフェースがターゲットに対してスクェアであれば、真っ直ぐに飛びます。
インパクト時から長くこの赤線上をシャフトが動けば、重くて強い、風に負けない真っ直ぐな球筋になります。
このオジー・モアのオンプレーン打法を見てください。(詳しくはこちらをクリック
インパクト後も長く赤線上をシャフトが走り、フォローからフィニッシュに入る少し前まで外れていません。
いつもこのスイングが出来れば、いつも真っ直ぐな球が打てることになります。
インパクト後にシャフトがこの赤線の外側に出て行けばフック系、内側に抜ければスライス系の球筋になります。
オンプレーンについては色々な解釈がありますが、オジー・モアの理論、その実技、それが生み出す球姿を理解して頂くために、インパクト時のボールとシャフトの関係を赤線で表しました。その上を長く通るスイングをオンプレーン打法と呼ぶべきだと私は思っています。
従って腰がレベルに回転できなければ(ダウンからインパクトにかけて左腰が上がる人が多い)、オンプレーン打法は難しいと言えましょう。

尚、最近まで日本では真っ直ぐに打つのが難しいから、まず曲げることから教えていました。これでは持ち球は身についても、反対の球筋、真っ直ぐな球筋を打つことは出来ません。
オーストラリアのゴルフレッスンでは真っ直ぐにボールを打つことを目標に教えます。これを覚えた上で、フェードとドロー、フックとスライスに取り組みます。

なるほど、と思われた方ランキングサイトをクリックしてみてください。


aussie-golf.org
aussie-golf-japan.org
tondemagaranai.com

プロフィール

小池 幸二 & オジー・モア

小池 幸二 & オジー・モア

オージー・ゴルフ・ジャパンLLP代表。
ジャック・ニクラス、ボブ・トスキ、ジム・フリック等のレッスンTV番組をプロデュース。 またマスターズに4回立会い、最終日の翌日いずれもプレーの栄に浴す。
クラブ競技では、クラブチャンピオンを草津カントリークラブ4回、東京湾スプリングス1回。 シニアチャンピオンを草津カントリー1回、袖ヶ浦カンツリークラブ2回獲得。 2001年ゴルフ留学してオジー・モアに師事。 指導許可を受け、ゴルフスイングデザイナーとして数々のゴルファーに左一軸打法を指導、 大きな成果を出している。

最近の記事一覧

アーカイブ

カレンダー

<< September 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

コメント

  • オジー・モアのスイング動画リニューアルしました
    島田 勲 (08/19)
  • ドライバーショットが飛ばない3−ボディスイング
    山田 敏雄 (06/09)
  • ドライバーショットが飛ばない6−ボディスイング
    志賀介 (06/06)
  • いつも同じトップになるためには、右肘の役割が重要1−ボディスイング
    吉澤 源一郎 (07/16)
  • 左膝の伸ばし方と、左足内加重を考える3
    荒川 (06/26)
  • 新左1軸でのテークバックを正しく覚えよう7
    k厨川眞夫 (06/22)
  • 新左1軸でのテークバックを正しく覚えよう1
    吉川啓造 (06/08)
  • スイング習得には、まずテークバックから10
    鶴田重嘉 (06/06)
  • #02 左1軸スイング理論(ボディスイング)の新旧比較 <2011-04-29のブログより>
    ykkan (05/12)
  • 長い距離のバンカーショットでは、捻転をより使う1
    aji (05/09)
rss RSSを登録する